相次ぐ女性専用車両へのバッシング報道。一体何が起こっているのか!?

かとさよ

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コラム
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ここ最近、相次いで女性専用車両に対する怪しい報道されていることがSNSで物議を醸している。ネガティブキャンペーンのように、『化粧品や香水の臭いが充満している』、『あぶらとり紙のゴミなど散らかっている』、『互いの持っているブランド品でマウントを取り合う』などと伝えられていることに対して、違和感があるとの声が女性を中心に続々と集まっている。何が起こっているのだろうか?

去年の12月27日、Jタウンネット東京都に『女性専用車両「乗らない女性」に男性読者が苦言 「あなたのせいで座れない男がいる」』というコラム記事が掲載された。

女性専用車両「乗らない女性」に男性読者が苦言 「あなたのせいで座れない男がいる」 - コラム - Jタウンネット
「女性専用車の方がガラガラでかなり快適なハズなのに、なぜか隣の一般車両にいます」...

文中では東京在住のN氏(男性年齢不詳)のメールを紹介。女性専用車両ががらがらに空いており快適なのになぜ隣の一般車両にいるのか。悪気はないと思うが、彼女が座席に座っていると座れない男性がいるということを感じて欲しいという主張であった。

一方で女性側の意見も載せられていた。昨今の女性専用車両の乗る女性に対して『お前は痴漢にあわねーよ』と相手の容姿などを貶めるようなことを言う者も存在しており、乗ろうが乗るまいが非難されることに不条理に感じてしまう。記事ではN氏に対して「女性専用車両が乗り換えしやすい場所にあったのか」「その女性が女性嫌いの可能性がある」などの可能性も考えて欲しい、と述べられていた。

そしてその記事の中で女性専用車両についての意見を募集したところ、女性から多くの意見が寄せられたらしい。その後、2本、3本と同様の女性専用車両に関する記事をJタウンネット東京が掲載したのだ。

私には、ここからがちょっときな臭く感じられた。

もとより女性専用車両に対する批判の声というのはあっちこっちに散らばっている。女尊男卑だ、男性差別。その中に先程の女性側の意見としてあがった「お前は痴漢に遭わねーよ」というのもあるのだ。

すべりまくっている

女性専用車両を望む者の容姿を嘲笑することで、女性専用車両の存在の正当性を奪いたいのである。「女性専用車両に乗る女は痴漢には絶対遭わない」と喧伝したいわけである。実際、このような容姿への批判から「女性専用車両に乗ることが怖い」という声もある。

 セクハラはあってはなりません。こちらの方々は少なくとも私にとっては、セクハラとは縁遠い方々です。私は皆さんに、絶対セクハラは致しませんことを、宣言致します。これも同様に、セクハラ被害を訴えることを怖がらせるような悪質なツイートなのだ。

似たようなものとして国会議員の長尾たかし衆議院議員(自民党)もこの通りやらかしている。

話を戻そう。Jタウンネット東京の記事がきな臭く感じられたのは、一般車両でもありえそうな内容の批判や、いまだに使っている人がいるだろうかと疑問が湧く女性っぽいアイテムを批判に使っているところである。

たとえば記事で取り上げている女性の声、「女性同士の争いで朝からイライラ」など一般車両でも起こり得る。都心部の通勤ラッシュの時間帯ならば、不快指数が右肩上がりで一触即発の状況だ。「上着の脱ぎ着は電車に乗る前にして欲しい」という声も、やはり一般車両でも同じことなのだ。

極めつけはこちらである。

女性専用車両はとにかく汚いです。終点駅や区間終了駅で私が最後に降りたら、ストローをぶっ刺した半分位残したコーヒーカップがありました。また、一番多いのは使用後の丸めた、あぶらとり紙が散乱していることです

 とにかく汚い?

 そうだろうか。

 私が通勤で使っていた路線は先端車両が女性専用車両だったが、最も空いていた隣の車両に乗ることが多かったため、女性専用車両の中が目に入ったことは何度もある。私の感覚でいえば、一般車両だろうが女性専用車両だろうがそこまで大差はなく、どちらが綺麗か問われても安易に答えが出せない、「からあげとザンギのどちらが好きか」ほどの難問である。

 そしてあぶらとり紙だ。

 京都の土産屋から人気が出たあぶらとり紙、20年前に使っている女性はたしかにいた。私も硬派ぶっていながらもモテ男を目指していた(暗黒)青春時代。あぶらとり紙はモテるアイテムと勘違いをして、授業中これ見よがしに使っていた覚えがある。あとから聞いた話「あぶらとり紙王子」ではなく「ムッツリ(スケベ)先生」とあだ名を付けられていたらしい。

しかし時を経て女性の化粧品は進歩し、男性にもフェイスウォッシュが人気を博すなど、今ではあぶらとり紙に取って代わる商品がある。ここ数年、使っている人はめっきり見かけなくなった。

普通車両も汚い時は汚いよね
便利な時代だなあ
こういうのもあるのか
知りませんでした…
女性からは「リアリティなさすぎ」との声が多い

Jタウンネット東京は意見を募集したとしても、もう少し真実味のある意見を取り上げるべきだっただろう。これが嘘であるということではない。信憑性が薄いという話だ。

もしかしてTwitterでこの記事が話題になったことで、テレビ局が「女性専用車両の話は視聴率を稼げる!」と判断したのだろうか?今年に入って、モーニングショーやNスタなどのワイドショーが相次いで同様のバッシングを行う内容を放送したのだ。

現実離れしすぎて絵面がシュールですらある
NスタではJタウンネットへの投稿を受けての報道か
インタビューに答えた人からは怒りの声も

番組は女性専用車両の存在している理由を否定する内容ではないとは思われる。だがメディア各社が細心の注意を払わなければならないのは、先程の女性専用車両の乗る女性の容姿をあげつらえ嘲笑することで「女性専用車両に乗車するのは周囲の目が怖い」といったような方を生むことである。

たとえば匂いに敏感な方にとって女性専用車両は化粧品、香水などの匂いが……というならばわかるのだが、それも女性専用車両の存在を否定しているものではない。

痴漢という犯罪がなくなれば、女性専用車両というものはいらないのだ。そして痴漢という犯罪がいまだになくならないからこそ、女性専用車両というのは存在しなければならない。それは女尊男卑でも、男性差別でもなく、犯罪被害に遭いかねない方々への会社側による配慮である。

後日Nスタでは一言謝罪の放送があったとのことだが、Jタウンネットやモーニングショーでは未だに謝罪も訂正もないようだ。 無責任に偏見を煽るよりも、私達がどうすれば女性専用車両が必要なくなるような社会にしていけるのか、考えていくことを促すような報道が必要とされているのではないだろうか。

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コメント

  1. トリ食えば名無し より:

    車内で食うな!→食堂車を連結
    ベビーカー載せるな!→車運車を連結

  2. トリ食えば名無し より:

    女性専用車両などない時代に、埼玉県南部から都内私立女子高に通学していました
    クラス30人ほどで、痴漢被害者に遭った事がないのは自転車通学の一人だけ
    高校の理科の先生(男性)は「痴漢に遭ったら引っ掻いて、爪に相手の皮膚を残しなさい」と授業で言っていました
    私自身はスカートを捲り上げられて下着の中に手を入れられるということがありましたが、相談した中学時代の担任(男性)に「車輌変えればいいじゃん」と言われ
    「さらなる被害を受けないようにとの思いは分かるけれど、既に被害に遭った人間に対して教師なら何か別の言葉を選ぶべきだったんじゃないの?」と、未だにモヤモヤしています

  3. わんこそば より:

    営団地下鉄しか乗らないのですが、女性専用車両はありません。
    あと、女性専用車両って先頭か最後尾に設置されているみたいなので、遠くて不便だから乗らない、という女性は多いと思います。

    女性専用車両をバッシングしたり、ひどいのはわざわざ乗り込んで来て、女性の乗客を罵倒し、しかもそれをネットに上げるゲス男がいたりするんですけど、オマエらみたいのが存在するから、女性専用車両は必要なんじゃ!!!

  4. 番外 より:

    多くの意見の中から「ウケる」ものを抽出したのでしょう。意見の多寡に関わらず。
    女性専用車両は使っていましたが、あぶらとり紙散乱とかブランドマウントとかは見たことがありません。むしろ見たいわ。
    男女問わず、イタい人はたまにはいるのでしょうが。

  5. トリ食えば名無し より:

    女性専用車輌もネット上における女叩きコンテンツの一つやから、それを見たテレビの作り手が面白がって拡散してるんやろ
    何がおもろいんか分からんけど

  6. トリ食えば名無し より:

    女性専用車両を終日設定している会社なんて日本にはJR西日本と神戸市交くらいしかないし
    ということは、女性専用車両設定時間外は(利用しづらいかもだが)男性も利用できるわけで、車両の清潔感の維持は女性だけの責任に負わせるものではないでしょうに…

  7. トリ食えば名無し より:

    ネットでは女性専用車両を目の敵にするオッサン多いからねぇ
    痴漢記事が出ると痴漢擁護して冤罪連呼する連中にウンザリ

  8. トリ食えば名無し より:

    か速さんがこの件取り上げてくれて嬉しいです
    ありがとうございます

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