映画「i ー新聞記者ドキュメントー」と「新聞記者」を比較して僕らは政治とどう向き合うべきなんだろうを考える【前編】

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僕(TISM!)が書いた記事の前々回「新聞記者」という劇映画を酷評しました。今、これを書いている段階で日本アカデミー賞6部門にノミネートされているとのこと。これは素直に嬉しいです。なぜ酷評した映画なのにノミネートされることが嬉しいのか?この説明は映画「i ー新聞記者ドキュメントー」を評するにあたって重要だと思うので、まず「新聞記者」という映画の僕の評価をおさらいします。

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「新聞記者」には功罪両面がある

1.脚本に矛盾があり映画として欠点があること。
2.敵役である官僚を悪者に見えるように過剰に演出していること。

主にこの2点において酷評しました。重要なのは2です。現政権のモリカケをはじめとする諸問題をテーマとして扱うときに、官僚を演出によって悪の組織に見せていく事は陰謀論に繋がりやすく、原案に望月衣塑子の著書を謳っていてこれをやるのは非常に危険だと思います。腐敗した権力組織を倒すのか倒せないのかというフィクションはとてもわかりやすいし楽しいし僕も大好きです。しかし「新聞記者」は現実の政治をモチーフにしており、そこに憤りを感じている人をターゲットにしているし、さらに言うと今まで政治に関心がなかった人にまでコミットしようという意欲的な作品です。それでこれをやられてしまうと「悪いのはあいつらだ」で終わる思考停止を広げるだけになってしまいかねません

それでも!それでも現政権への疑念をはっきりテーマにした劇映画にスター俳優を起用して、この規模で公開したことには最大限の敬意を表したいとも書きました。こんなの洋画では当たり前なことなんですけどね。日本ではなぜか「そんなことやって大丈夫?」となってしまいがちです。その中で公開規模だけでなく日本アカデミー賞にまでノミネート、さらに受賞なんてことにもなれば、後に続く作品が次々出てくるかもしれないのです。

「こんなテーマの作品」やっても大丈夫だったじゃないか!

日本アカデミー賞に評価までされてるじゃないか!

「こんなテーマの作品」が当たり前になることを願ってやみません。

「i ー新聞記者ドキュメントー」と「新聞記者」2作品ができた経緯

そもそも「i ー新聞記者ドキュメントー」と「新聞記者」はどんな関係の映画なのか経緯をプロデューサーと森達也監督が東京国際映画祭でのQ&Aで語っていますので要約します。

『i -新聞記者ドキュメント-』Q&A 森達也監督 | "i -Documentary of the Journalist-" -Q&A Tatsuya Mori (Director)

プロデューサーは両方とも同じ河村光庸。今の政治の状況をみて「何とかしないと」と考えて企画したそうです。当初は「i ー新聞記者ドキュメントー」の森達也監督に劇映画をオファーしていたようですが、話題性も狙って劇映画とドキュメンタリー、2本同時公開することを思いつきます。その段階で森達也監督は劇映画の監督を降板してドキュメンタリーに専念、劇映画には藤井直人監督が抜擢された、ということです。そんな経緯なので「森達也」の名前が「新聞記者」のクレジットに残っています。

政治に興味がない人にどうコミットしていくべきなんだろう

「新聞記者」の藤井直人監督は新聞も読んだことがなく政治にも興味がなかったそうで、河村光庸プロデューサーは政治に興味のない人が映画を作って興味のない人へ届ける意図があったようです。それであんな演出だったのかと合点がいきました。確かにあの演出なら政治に興味がない人でもわかりやすい。

が、それでいいのか。確かに若い人にも届いたみたいだけど本当にその伝え方でよかったのか。普段からTwitterで仲間たちがどう政治にコミットするのか、どういう態度でいることが望ましいのか、どうやったら周りに波及することができるのかを考えているのを見ていると、そこを言及せずにはいられずに書いたのが僕の「新聞記者」評でした。

対して「i ー新聞記者ドキュメントー」はどうだったのか。長くなったので次回、画像もたっぷりにどんな映画だったのか、どう政治に向き合った映画だったのか、僕の解釈で後半にはネタバレもしながら評したいと思います。お時間あればお付き合いください。

後編へつづく

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コメント

  1. X より:

    新聞記者のあの伝え方は、若い人に伝わったとしても彼彼女が他人にそれを伝えようとして結局恥をかくことになる気がする。

  2. 王冠泥棒、オーコ より:

    後編も楽しみに待ってます

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