前回はこちらだ。
ことの経緯を簡単にお伝えすると、
京都朝鮮学校襲撃事件で有罪判決になるなど悪名高いレイシスト日本第一党の西村斉が京都市長選において村山祥栄氏の支持を表明。
村山祥栄氏の事務所スタッフアカウントが応援と捉えて、引用ツイートでお礼を伝える。
非難のリプがつく。
その後、どうやら事の重大さに気がつき村山祥栄氏の事務所スタッフはツイートを削除した。
また、黙って削除したら不信感しか煽らないのでは、との声に、

どのような方か存じ上げませんでした。との回答をした。
たしかにそうである。応援を寄せた、票を入れると言ってくれた相手が誰であるのか、身体検査までしろというのは酷である。

このように西村斉氏はアカウントに日本第一党とも、元在特会とも記載していない。ましてや京都朝鮮学校襲撃事件を起こしました!、ロート製薬強要事件を起こしました!などとアピールする者などいないだろう。
たった一文、「どのような方が知らなかった」だけで済む話かどうかは、各々の価値判断によるだろう。
あくまで私の考えであるが、引用ツイート削除という西村斉氏が差別主義者と知ってからの拒否の姿勢、「知らなかったわ、こりゃあかんよな」のたった一言で、差別主義者とは距離を置くのは差別に反対する一つのアプローチとも捉えることができる。
最低限ではあるがだ。
だが、その最低限が備わっている人はどれほどいるのだろうか。
また人によってはこの発言に、差別に反対するのは当たり前だから、というニュアンスも含まれていることもある。
だからこそこれ以上追求するつもりはない。孫向文氏のコロナウイルスのフェイクニュースの記事を書くより先に、村山祥栄氏の事務所スタッフの「知らなかった」という理由を記事にした。
HITOSIというハンネを見て西村斉と結びつく、もしくはアイコンの顔で察知するのは、差別に反対する姿勢を持っている方ではなく、どちらかと言えば差別主義者の動向を追うなど言動を監視して、頭目掛けて卵や唐揚げをぶつけている方である。(後日、投げた唐揚げはからあげ速報が美味しくいただきます)
改めて「ヘイトスピーチに反対する」と、村山祥栄氏自身が声明なりを出してくれるとありがたいという本音はある。それほど今の日本は差別という不条理に対しての意識が低い。おつまみ感覚でYouTube動画や嫌韓本、ヘイトブログなどに手をつけ、自身の内にある偏見を肥し、差別心を発露する者が多い。
偏見や差別心というのは私も持っている。時折やらかしてしまい、友人から指摘される。その際は間違いを認めたくないという僅かながらの自負心から自己弁護を図ることがあるが、後から考えを改める事も多い。
「そいつ、差別主義者やぞ」
「あ、マジか。知らんかったわ」
「気をつけてくれよ」
いつか差別が減り、このような会話で差別的な言動が日の当たらない隅へと追いやられる国になればと心から願う。
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