先日久しぶりに会った、創作活動をしている友人の言葉だ。
彼女は創作活動の資金をキャバクラで稼いで、それを自身の活動に充てていた人だ。
比較的柄のいい店を選び、話術で接客をやり過ごしていたが、酷い客に暴行されて夜の仕事を辞めた経緯がある。(キャバクラなのだから暴行をされてもおかしくないという男性は、本来キャバクラはどういうところなのかを再度考えてほしい)
友人は仕事先での暴行事件の後体調を崩しており、長時間人混みにいられなくなっていた。軽いメッセージのやり取りはしていたが、外で会うのは久しぶりだ。互いの近況を報告し、私はこのサイトに寄稿している事を伝え、女性車両バッシングについて書いた事を伝えると、友人は冒頭の発言をした。
更に友人は続けた。
「「彼ら」は、二十五歳以下の女性には性的ハラスメントをするが、それ以上の女性に対しては別の役割を与えている。年齢を根拠としてババアなどと罵り、一方的にいじり、笑いにする」
友人の言葉に、最近私が体験していた、スマホゲームでのハラスメントに納得がいった。団塊の世代の男性プレイヤーに、私は性別と年齢を確認された。その後オープンチャットで、オバン、ババア、その年齢なら容姿は気にしないだろう、ドラム缶、などとずっと言われていたのは、二十五歳以上の女性に「彼ら」が課したもう一つの役割、「罵られても笑って流す」というものを押し付けられていたからなのだ。
「伊藤詩織さんの事で、声を上げる女性は出てきたし、それはいい事だと思う。けれど、なぜ「彼ら」が声を上げる女性を叩くのかまで踏み込んで言及していない。問題提起で終わっている。その根底にある意識に目を向けてみてはどうか」
私は前回の自分の体験談を踏まえて、日本の社会が抱える女性蔑視を何度かに分けて書くつもりだった。実際書きかけていたが、友人の言葉を聞いた後に書きかけの文を見ると、友人の言う通りの問題提起で終わるものだった。(それはそれでまとめる予定だ)
友人は言う。
「「彼ら」(女性車両を叩く男性たち)は、日本の社会での女性差別を当然のものと思っていた。彼らに痴漢が日常的にある事を訴え女性車両を選べるようにしてほしいと言っても、「彼ら」は女性を差別し、女性を消費し、痴漢をする権利を侵害されたと怒りを示すだけだ。夫婦別姓を選べるようにしてほしいと声をあげても、「彼ら」は今まで有無を言わさず「苗字を変えさせる」言う事をきかせる(命令をきかせる)権利が無くなる事に対して怒っているのだ。今まで社会が認めてきた女性を差別する事ができなくなる権利が脅かされるのに、反対をしているのだ」
「 例えば、「彼ら」は二人分の席に足を広げて座っていのだ。本来の一人分の席に座ってほしい、と言っても、今まで二人分の席で快適に過ごしていたのだ、今までのようにゆったりと座らせろ(今までのように差別をさせろ)と言うのだろう 」
差別をし、人権を踏みにじる「権利」――
友人の言葉に私は衝撃を受け、絶句した。
頷けるところが多々あったので、今回は友人の言葉をまとめ、私の意見や問題提起は次にしたいと思う。
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コメント
伊藤詩織
「私が高校生だったころは毎日通学電車で精液をかけられていた」
どこの国ですか?
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/2001320.html
【伊藤詩織】満員電車で毎日、体液かけられる!海外メディアに発信
33,271 回視聴•2021/02/09
https://www.youtube.com/watch?v=OJkmypnbNkY
馬鹿なミソジニストへ
そうだな、男だけが電車に乗ればいいな
女がいなくてやり場の持っていきようがなくなった痴漢に、尻撫で回されたり下半身押しつけられたり耳元でハァハァ言われるかもしれないがな
そうすりゃ「知らん人間に勝手に性欲の対象にされる気持ち悪さ」も経験して、人間として一回り大きくなれるだろうしな
「差別する権利なんてない」んだから手放しようもない。
女性専用車両が出来るまで、同じコストで乗ってるはずなのに性犯罪被害に遭うという負担が女性だけにかかっていたんですけど、それは
女性専用車両に不満なら、そんなものを導入しなければならなくなった元凶の痴漢に文句を言いなさい
女性が乗らなければいいだけ
配偶者に自分の姓を強要するほうがわがままだ
結婚後の姓は二人で話し合って決めるべきなのに
民法で定められてるのでわがままは女性側
いい歳した団塊の世代がスマホゲームでセクハラとか人生終わってんな
女性専用車両が叩かれるのは同じコストで乗ってるはずなのに肉体的負担が男性の方が多いからで、別姓はそもそも女のわがままだから。
差別者が被差別者を侮辱し罵倒することでその支配構造を固定しようとする関係と同じものが根底にあると思った。
>酷い客に暴行されて夜の仕事を辞めた経緯がある。
>(キャバクラなのだから暴行をされてもおかしくないという男性は、本来キャバクラはどういうところなのかを再度考えてほしい)
これに関しては、ソープ嬢で(つまりは性行為を伴う性風俗業従業者)あっても客から暴力を受けない基本的人権は存在すると思っているので、
誤解を招きかねない表現だと思ったけど。
女性専用車両のニュースで
ブサイクが支持して、美人が反対しているキャプを見せられる度にそう思うわ