もはや、なんと伝えればいいのであろうか。言葉を失ってしまった。
崎陽軒シウマイ不買を呼びかけておきながら、非難が殺到すれば「崎陽軒シウマイは買ってます。ごめんなさい」と手のひらをくるりんぱと返したNHKから国民を守る党の党首立花孝志。元を正せば、TOKYO MXの番組『5時に夢中!』に出演していたマツコ・デラックス氏が「今のままじゃ、ただ気持ち悪い人たち」「ふざけて(票を)入れている人も相当数いる」と発言したことから始まった。

私見を述べれるのであればマツコ氏の見解に大いに納得できる。しかし当時、参議院議員であった立花孝志氏は、話題になるチャンス!!(本人が動画内で公言している)とばかりにTOKYO MXの建物の外でYoutuberや報道陣を呼び寄せ、マツコ氏を待ち伏せするなどの暴挙に出たのだ。その流れで番組のスポンサーである崎陽軒シウマイの不買運動をし始めたという経緯であった。
前述の通り、不買運動は頓挫する。立花氏はもっと話題を呼ぶやり方に転じた。それが動画において視聴者に呼びかけ、マツコ氏へ集団訴訟するということ。余命3年懲戒請求を知っている面々はさすがにアピールだけであり、そこまでやらないだろうと踏んでいた。
なぜなら、民事訴訟となるだろうが「被害の実態を立証」することが不可能に近いからである。N国党の支持者たちもその程度の常識はあるだろうと思ってはいたが、どうやら過大評価をしていたようである……

このような会社謄本をネットで発見した。商号が『マツコ・デラックス被害者の会株式会社』となっている。これは何と形容すればいいのだろうか。
まず、被害者団体が法人を設立するという意味がわからない。確かに立花氏は動画内では捕らぬ狸の皮算用をしていたが、鼻をほじりながら流し見する程度の内容だ。次に株式会社にマツコ・デラックスの名前を使用したことについて損害賠償を求められる可能性がある。

発行可能株式総数は1万と記載されている。
おそらくこれから株主を募っていくのであろう。一つだけ言うなれば、立花氏の言う通りに儲かるということはないと断言をしておく。また彼は裁判に負け続けていて、私の記憶の限りでは勝った試しがないということだ。

さらに言えば、相手はNHKから国民を守る党である。万が一、個人情報を渡してしまったものなら、何に使われるか分かったものではない。
事実、動画内において一般人の個人情報を何度も晒したことがあるのだ。マツコ氏側からの反訴もあり得る。面白半分で買うと痛い目を見るだろう。
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