こちらの記事へのレスポンスです。
記事読ませていただきました。
言いたいことはとてもよくわかりますし、同じ気持ちになることもあります。
この「オタクとは何ぞや」というのは語られることがとても多い議題で、本もいくつか出ています。
僕のお勧めはロマン優光さんの『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに (コア新書)』です。アニメ漫画以外も含めたサブカルチャー全体論で、オタクとは?サブカルとは?が独自理論で分類分けされるおもしろい本です。Amazonのマーケットプレイスで50円ですのでぜひ。

また、お金かけずに見れる最良のものとして岡田斗司夫さんの『オタクイズデッド』という動画を紹介します。これは2006年に岡田斗司夫さんがイベントで論じたオタク論なのですが、世代別にオタク第◯世代と分けて論じられます。
最後には岡田斗司夫さんが涙を流しながらエモく語る伝説的な論で、本も出ていますが動画の方がエモさも伝わるし、なんせ無料なので、かなり長いですがお勧めです。

さて、何が言いたいかというと、ふんどし勘吉さんの論では”オタクが変質し切った現代においてのオタクのスタンスの違い”にしか言及できていないように思います。
「バッサリ言い捨てるが、今のオタクは心底つまらない」というのは、実は2006年の岡田斗司夫オタクイズデッドにおいて同じようなことが言われています。14年も前です。僕も90年代後半には「サブカルは死語」などとよく聞きました。ふんどし勘吉さんの年齢まではわかりませんが、実はこれ「今時の若いもんは…」と変わらない現象ではないのか?というのが僕の持論です。
同じように「作者のキャラクターに込めた想いや、ストーリー、さらに言えば作画を研究、観察する事」とありますが、これも主に横軸(同時代)の話。できれば縦軸(年代単位の過去と未来)まで言及できればもっと深くなると思います。(文字数の関係で言及できていないだけだったらごめんなさい!)
縦軸の話はとかく年齢がモノを言ったりしがちです。僕はおじさんなのでこんな煩いこと言ってますが、僕も若い時は同じように思った経験があるので、ふんどし勘吉さんの論、とてもよくわかります!
先輩のオタクの方々の話や、評論家の話(アニメなら藤津亮太さん @fujitsuryota オススメ!)を聞くと生まれる前の時代のことから今に至るまでの流れを把握しやすいと思います。デマもあるので注意が必要ですが…。
有名なデマを検証した記事

オタク論でも作品論でも縦軸横軸バランスよく情報を摂取、咀嚼できると今のオタクを呆れながらも許す気持ちが芽生えたり、趣味のアニメ漫画でも、もっともっと楽しいオタクライフになると思いますよ!
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コメント
中森明夫に訊いてください。
「教養のない陰キャラの猿が話題作りでオタクコンテンツを消費するのは我慢ならない」と言えば充分なのでは……(小並感)
あと、漫画に限っても少年漫画少女漫画青年漫画劇画は文化圏が違ってたりもするだとか、ゲームと漫画の国境線とか、その辺も判断材料にいれると面白いと思いますねー
相変わらずティズミンちゃんのサブカル論はスリリングだわさ。
オタクはオタクでも大田区のオタクのオタク拝見って感じがリアル過ぎて想像しただけでイキそうです。