「人間失格」執筆机を本邦初公開!ー「太宰治と埼玉の文豪展」

織田ともか

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サブカル
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「聖地巡礼」とは…

1 宗教上の聖地・霊場などを参拝して回ること。聖地巡拝。

2 俗に、熱心なファンが、アニメ・漫画の舞台となった土地や建物などを聖地と称して訪れること。(『デジタル大辞泉』より)

……そして、「文豪とアルケミスト」(DMM文豪転生シュミレーションゲーム)にハマって推しが文豪になると、これに「文学館」「記念館」が含まれる様になります。

と、言う訳で、行って参りました!

「太宰治と埼玉の文豪展 さいたま文学館×『文豪とアルケミスト』」!

デデーン!!!
ひゃーー!!

今年生誕111年を迎える太宰治が「人間失格」の「第三の手記」後半部と「あとがき」を執筆した埼玉県大宮市(現さいたま市大宮区)。今回の企画展にてその執筆に使われた「執筆机」を本邦初公開。

さらに展示室をリニューアルし、埼玉ゆかりの文豪のなかでも永井荷風、田山花袋、武者小路実篤、中島敦にスポットを当てて紹介。

この上記5人が「文豪とアルケミスト」にも登場する文豪でもあり、企画展の為の描き下ろしイラスト、限定グッズ、コラボレーションドリンクの販売やトークイベントなどのタイアップ実現の運びとなりました。

当日、最寄駅の桶川駅に下りると、電車に乗る前に降っていた雨は止んでいてひとまず安心。ここから5分程度歩いて、見えて来ました、さいたま文学館。

中に入ってすぐに目に付いたのが「文アル」キャラクターの等身大パネル(左から武者小路実篤、永井荷風、太宰治、中島敦、田山花袋)。思わず顔がにやけます。


そのまま展示コーナーに行っても良いのですが、ゆっくり見る為にまずはグッズ販売コーナーへ(16時迄)。クリアファイルとアクリルスタンド、限定缶バッジを1つずつ。新しい絵が供給される機会というのは、ファンにとっても嬉しい所です。この絵が何を示しているのか、後になって分かってくる訳ですが…。

改めて観覧料(一般210円)を支払い、展示コーナーに。

太宰治の紹介や、肖像写真と共に遺品なども展示されています。財布、扇子、鋳物の灰皿、真鍮製の水筒(太宰はこれにウィスキーを入れて持ち歩いていたそうです)…。そして弘前高校時代の化学のノート(レプリカ)。中には学生と芸妓が相合傘をしている絵の落描きが。微笑ましく思う反面有名になるとこんなものまで晒されてしまうのかと、自分が死ぬ前に処分しておかなければならない物を数えてみたり。

展示コーナーでも今回の目玉、執筆机が見えてきました。

「太宰は右利きで左手にタバコを持ちながら原稿を書いていた為、机の両辺左側に焼跡が残っている」と説明にありました。確かに、左側が黒っぽくなっています。この机で1日5〜6枚、片膝を立てて「人間失格」の後半部を執筆する時もあれば、床柱に座布団を巻いて寄りかかって考え込んでいる時もあったそうです。

執筆机はシンプルですが脚の部分などは中々お洒落な彫り込みがあります。写真に収めたい所ですが、今日は残念ながら撮影出来る日ではありませんでした……が! このイベントの為に描き下ろされたイラストに、しっかりと机が描かれておりました! そして太宰の片膝を立てたポーズも、執筆する姿そのまま、左手にタバコを持たせれば完璧です! このイラストを見れば、いつでも太宰の執筆机に会えます! 絵師さん有難うございます!

文学館でのイベントの良さは、その地元に縁のある作家の事を知る機会にあります。特にさいたま文学館は1000点を超える日本最大規模の永井荷風コレクションを有しており、展示室の一角に荷風のコーナーが出来ていました。他にも立原道造の建築スケッチ、武者小路実篤「新しき村」第1号、中島敦の手紙、短冊なども展示されています。

また、元号である「令和」の典拠が「万葉集」である事から、「万葉集」の影響を受けた近代歌人達の紹介も組まれており、佐々木信綱の書、柳原白蓮の書、正岡子規「歌よみに与ふる書」などが紹介されていました。

展示をじっくり堪能して、最後にコラボドリンクで一息つきましょう。


太宰治の特集で来たので、ここはやはり太宰にちなんだ豆乳ドリンクで。太宰と豆腐の関係を知りたい方は是非ウィキペディアで! 1ドリンクに1枚貰える特製コースターは田山花袋くんでした。

今回の企画展は展示物も豊富でなかなか見応えのあるものでした。常設展も楽しめて、個人的には大満足でした。

行ってみたい文学館がまだまだ沢山あります。その為にも、コロナウィルスが早く終息してくれます様に……。

「太宰治と埼玉の文豪展」
3月8日(日)まで

さいたま文学館
開館時間:午前10時から午後5時30分まで(入館は午後5時まで)
観覧料:一般210円 高校生・大学生100円 ※中学生以下と障害者手帳をお持ちの方(介助者1名含む)は無料

※執筆机撮影会:3月7日、8日
各日10時〜12時、14〜16時
場所:ギャラリー1
当日受付・先着100名限定
撮影費:1人500円

コロナウィルス拡大防止の為、当イベントは2月28日をもって終了となりました

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