BrutJapan(国内外の情報を映像で伝えるグローバル・オンライン・メディア)は7月26日にアレクサンドリア・オカシオ=コルテス民主党議員による7月23日の演説を日本語字幕をつけて公開した。
6分半と長い映像であるが、1日で約150万回再生された。
この文字起こしは、文字で手早く読みたい方向けである

オカシオ・コルテスって?
2018年のアメリカの中間選挙では、史上最多の女性連邦議員が誕生した。
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その中でも、29歳で史上最年少女性下院議員となったアレクサンドリア・オカシオ・コルテス(AOC)は、11期目を目指すベテランのジョセフ・クローリー現職議員を予備選で破り、一躍スターとなった。
通称AOCは、プエルトリコ出身の母とニューヨークのブロンクス出身の父のもとに生まれ、ウェートレスやバーテンダーの仕事をしながら、清掃員として生計を立てていた母親を経済的に支えていた。オカシオ・コルテスのような労働者階級の「普通」の女性4人が、富と権力が必要とされる政治の世界で奮闘する様子は、全米で共感を呼んでいる。
最初の質問は、Cambridge Analyticaスキャンダルについてで、この問題についてザッカーバーグ氏が最初に知ったのはいつかというものだった。ザッカーバーグ氏は「正確には分かりません」と答え、コルテス氏の「この問題について取締役のピーター・ティール氏と相談したのはいつか?」という質問にも「覚えていません」と答え、「2016年の大統領選に壊滅的な影響を与えた御社に関する過去最大のスキャンダルについてのこのように大事なことをあなたは覚えていないんですね」と指摘された後、「ええと、この事件に気づいた後、話し合ったのは確かです」と答えた。
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コルテス氏は、「Facebookは政治家が偽情報を拡散するために金を払うことを許していますね(政治広告はファクトチェックの対象外にするという発表を指す)。現在のFacebookのポリシーであれば、例えば黒人をターゲットにして嘘の投票日を宣伝することもできますね?」とも質問した。ザッカーバーグ氏が「それはできません」と答えると、コルテス氏は「だが、Facebookは広告についてはファクトチェックしないと言っています」と応じ、それに対しザッカーバーグ氏は閾値を超える内容の場合はポリシーを超えて対処すると答えた。
事の経緯
ヨーホー議員は20日、ニューヨーク市の犯罪増加は、失業率と貧困が原因というコルテス氏の主張に不快感を示し、「頭がおかしいんじゃないか」と述べた。それに対し、コルテス氏は「あなたは無礼だ。」と言い返したという。コルテス氏が立ち去った後、ロジャー・ウィリアムズ下院議員(共和党・テキサス州)と合流したヨーホー議員は、「f—ing bitch」と発言した。このやり取りが記者に聞かれていた。
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コルテス氏は今月9日のタウンホールで、ニューヨーク市の犯罪件数の増加について、「記録的な失業」や「経済的な絶望」と関係があると示唆。「人々が家賃を払えず、払うのを恐れていることと関係している」と述べ、「彼らは外に出て、子供を食べさせなければならないが、お金がない。パンを盗むか、空腹で夜を過ごすか選ばなければならないと感じるような立場に置かれている」と語った
さらに「犯罪は、社会から取り残された人々を無視する病んだ社会の問題だ。取り締まりで犯罪は解決しない」と述べ、警察部門の予算を削減し、教育やソーシャル・サービスの充実に充てることを支持した。コルテス氏の発言に対し、保守派からは「パンのために、人殺しはしない」と批判の声が上がっていた。
ヨーホー議員の広報担当者は、コルテス氏に対する暴言はなかったと発言を否定していた。しかし与党内からも非難の声が上がったため、ヨーホー議員は22日、コルテス議員に「無礼な態度をとった」と自身の非を認めた。一方、貧困は犯罪を行う理由にはならないと改めて反論し、この点については、謝罪することはできないと述べた。
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(N国党や、○ん○ん氏などから訴訟をちらつかされているため)
オカシオ=コルテス議員の反論演説(文字起こし)
レポーターの前でヨーホー下院議員はこう私を呼びました、
「この阿婆擦れ」と
こうした言葉はヨーホー下院議員がニューヨーク州第14選挙区を代表する下院議員女性に浴びせたものです。
こうした言葉はヨーホー下院議員がこの国の全ての女性議員、全ての女性に対して浴びせた言葉でもあるのです。なぜなら私達は、皆こうした事を、何かしらの形で、何かしらの場面で、少なくとも一度は経験してきているから。
私はヨーホー氏から吐き捨てられた言葉やヨーホー氏と同じ言葉を浴びせてくる男性にレストランでセクハラを受けた際にも直面しました。ヨーホー氏と同じ言葉を浴びせてきた男性をバーからつまみだした経験もあります。そしてこうしたセクハラはニューヨーク市の地下鉄の中でも経験しました。
これは今に始まったことではありません。
そしてそれこそが問題なのです。
ヨーホー氏は1人ではありませんでした。彼は肩を並べて、ロジャー・ウィリアムズ下院議員と歩いていました。
ここから見えてくることは、この問題はある一事件に留まらないということ。
これは文化的な問題なのです。
これはハラスメントを軽んじる文化。暴力や助成に対する暴言を許容する文化、そしてそれを良しとする権力構造全体の問題です。
なぜなら私は、失礼な言葉を浴びせられただけではなく、共に共和党職員や共和党選抜の役人からは、この場だけではなくアメリカ合衆国大統領も、去年私に「国に帰れ」と言い放った。「他の国に帰れ」と。
私がさもアメリカ人ではないと言わぬばかりに告げたのです。
フロリダ州知事のでサンティス氏は、私がこの職に就く前に「訳のわからないもの」と私を呼んだのです。
人間を人間とも扱わない発言は目新しくありません。
明るみになってきたのはこうした事件が、何らかの行動パターンによって起きている。これはある行動パターンなのです。女性に対する否定的な態度や、人を人と扱わない思考を反映しているのです。
そして私はヨーホー下院議員に謝ってもらいたいと思っていません。
明らかに彼は謝りたくない様子。彼は明らかにその機会を与えられても謝罪しません。
私はただ夜ふかしをして、女性に対して暴力的な発言をしたことに自責の念も持たないような男性からの謝罪を待つような事はしません。
でも許せないのは、女性を、妻や娘を、失礼な言動への言い訳に使うことです。
ヨーホー氏は妻と2人の娘がいると発言しました。
私はヨーホー氏の次女よりも2歳年下です。
私は1人の父親の娘でもあります。
私の父は幸いなことに既に亡くなりました。ヨーホー氏が自分の娘をどう扱ったか知らずに済む。でも私の母親はヨーホー氏の下院議会での私に対する不躾な態度をテレビを通じて目撃しました。
そして私はこの場に、両親に私が彼らの娘として『男性からの虐待に屈するよう育てられたわけではない』と証明するために立っています。
私はこの場で、ヨーホー氏が私に加えた危害、彼が私に加えようとした危害は私に対して向けられたものだけではない。同じように女性に危害を加えようとするのは、ヨーホー氏が他の男性に、彼の2人の娘に同じことをしてもいいと許したも同然。
彼はあの暴言を吐くことを通して、それも記者の前であのような暴言を、彼の妻や娘に対して使うことを許したのです。彼の周りの全ての女性に対しても。
だから私はこの場に立って「アレは許されない」と主張するのです。
あなたがそう思おうかは知ったことではない。
私がどれほど賛成できずに、どれほど立腹していて、他人を人間と思わない人々がいると感じている。そんなことはどうでも良い。
私は絶対そんなことはしない。
私は誰かによって憎しみを抱いてしまう、そんな行為は決して許しません。
そして私はこう思います。
娘を持つことは立派な男性という証拠にはならない。
妻をいることは立派な男性であるという証拠ではありません。
尊厳と品位を持って他人と接する人が、立派な男性なのです。
そして立派な男性が誰でもしてしまう間違いを犯したときには、全力を尽くして謝罪するものです。
保身のためではなく、選挙で勝つためでもなく、加えた危害を認識してそれを改めようと心の底から謝罪するものです。みんなが前に向けるよう……
最後にヨーホー氏に示したいのは感謝の気持です。
彼に感謝したい。
権力者であっても女性を軽視できると全世界に示してくれたことを。
娘がいても罪悪感なしに女性を軽視できると示してくれた。
妻がいても罪悪感なしに女性を軽視できると示してくれた。
家族写真を撮って世間に対して自分が家族を愛する男と発信しながら、罪悪感を抱くことなく女性を軽視できる。
女性軽視は罪ではないと信じている
この国で毎日のように起こっている事です。
国家の財産とも言えるこの場所でも起きました。
こうしたことは、この国で最も位の高い役職に就く人々が、女性を傷つけることや中傷的な言葉を許容すると起こることなのです。
ネットの反応

彼女は”民主社会主義者”
「いいね」の人は彼女の背景が分かってる?

女性の尊厳の問題と彼女の背景関係ある?

ないですね。本質から目を背けたいが為の言い訳です。

社会民主主義者か否かに拘るというのは、政治イデオロギーが異なる相手の言説は全て否定する、無価値だということなのか。僕は思わない。イデオロギーを超えた社会共通的な課題はあり、また、例え自分と異なる立場であっても傾聴すべき意見もある。それらに目を瞑り単に拒絶するという態度を示すのはNG

これができる人材がいることがこの国の強さだと思う。人種、性別、金銭的アドバンテージを乗り越えて弱肉強食の世界で、自分の目指すポジションに付いた人の力量。理想がなければここまではっきりと自分の考えを言葉に出来ないし、理性と知性がなければ相手に伝わるスピーチはできないと思った。

映像を見て惚れ惚れ。オカシオ・コルテスさんの演説素晴らしいね。流石に民主党のニューヒロインだ。綺麗にもなったねえ。女性差別発言の共和党男性議員の問題点を客観化して国民に分かりやすいように話している。NY市で民主党重鎮男性議員を破って登場しただけのことはある。

この場面で「綺麗になった」の一言が必要ですか?暴言だけが女性差別じゃない。

全ての女性が無意識に押し込めている思いを素晴らしいスピーチにしてくださったと、コルテス議員に感謝します。

女性軽視や女性差別が根付いている事、これは女性であるなら昔から一度は経験してきた事あるはず。自分の娘には同じような思いをして欲しくない。誰もが誰かの大事な子供。この先もっと皆が大切にされるような世の中にどんどん変わっていって欲しい。

これは日本の現政権の政治家達にも議員達にもきかせたい。経済界の人達にも。
一般の男性達にも。
女性差別されセクハラ言われても耐えてきた女性達にも。

女性差別や女性に対する暴言や暴力や人種差別が社会にはびこってるのは、権力者がそれを容認してるからだ
という米コルテス議員のスピーチ
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コメント
から速寄稿したいですね
立派な男性って言ってる時点で男性への性差別だろ
英語では「decent man」と言っている。
decentは、Weblioでは「(社会的規準からみて)見苦しくない,ちゃんとした,きちんとした,礼儀正しい,(人前に出られる程度に)何か着ていて,裸でなくて,かなりの,相当な,親切な,寛大な」という単語。
要するに「まともな」と訳すべき言葉で、男性のみに何かを要求する単語ではない。
よって君の言う逆差別でもなんでもない。
てか、英語版も見てから吠えりゃいいのに。ゆっくり喋ってるから分かり易いぞ。
「娘を持つことは立派な男性という証拠にはならない。
妻をいることは立派な男性であるという証拠ではありません。」
AOC流石だ。
これをもっていることを言い訳にする人が多いし、
これを持たないから自分は立派ではないと思い込まされている人もいる。
でもこの2種類の人間も総じて妻や娘は「これ」「もちもの」「所有物」
という価値観にとらわれたままだ。