12/20公開!「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」前作見た人も見てない人も必見な理由

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「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が12月20日(金)に公開されます。

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 僕は前作「この世界の片隅に」は劇場で3回見て、さらにデータ配信開始日にデータ購入して幾度となく見返した大好きな作品です。

 公開日に見に行くためにスケジュール調整して、予告編を見て、のんちゃんのインタビュー見て、前作もまたまた、またまた見直して、準備万端です!

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続編じゃない新エピソード追加作品

 今回の新作「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」はどんな作品なのか、公式サイトのイントロダクションによると

この映画は、大ヒット映画『この世界の片隅に』の単なる長尺版ではない。250カットを超える新エピソードによって、これまで目にしていたシーンや人物像が、まったく異なる印象で息づきはじめる。『この世界の片隅に』を知る人も、知らない人も1本の‟新作“として体感することになるだろう。


 ということで、前作「この世界の片隅に」に新エピソードを加えた作品で、続編ではないところがポイント。前作を見てない人でも臆することなく見れると思います。(公開前ゆえ未見なので憶測ですが)

映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』予告編



口コミで大ヒットした前作


 前作「この世界の片隅に」は公開からすぐ大ヒットした作品ではありませんでした。



 制作もクラウドファウンディングでの資金集めから始まり、公開時に少なかった上映館も口コミで評判になり徐々に増えていきました。

 僕も町山智浩さんの評論やネットでの評判を聞きつけ、なんとしてでも早く見たい!と思いつつ公開館の少なさからタイミングが合わず、2016年11月12日公開から2か月後、2017年1月3日というお正月真っ只中の名古屋伏見ミリオン座でようやく見たのでした。大手シネコンなどで気軽に見れるようになるのはもう少し後だったように記憶しています。

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 その後、キネマ旬報ベスト・テン日本映画1位(アニメ部門じゃないですよ!)をはじめ、数々の賞を取ったのはご存知の通り。一過性のブームでなく後世まで見続けられることになる名作と断言します。

何が評価されたのか

 僕が評論するのは恥ずかしくなるような錚々たる評論家の方々が語っておられるので、評論家の話を読みまくった僕の「受け売りまとめ」というかたちで書かせてもらいます。

1.片渕須直監督の綿密な取材と書き込みがすごい。

 冒頭、今で言う「原爆ドーム」はじめ原爆以前の広島の町が描かれますが、これは取材によって完璧に再現された当時の街並み。

 どれくらい正確なのかというと、お店で働いている人達まで取材から再現しているそう。物語が進むごとに年月日が画面に出ますが、これも取材によって出来事や天気まで正確だそうです。

 すごい!!

 原作のこうの史代先生のタッチを踏襲した輪郭線に隙間のあるデフォルメされた人物と、綿密に書き込まれた背景や戦艦などの兵器(片渕須直監督はミリオタ)。

 1度見ただけでは味わい尽くせない情報量の映像です。

2.当て書きかと思うぐらいの声優。

 なんと言っても主役、すず役ののんさんが素晴らしい。

 「ウチはようボーっとした子じゃあ言われとって」という映画冒頭の幼少期の広島弁から、大人になってボーっとほんわかしたキャラクターの中に一瞬垣間見える色っぽさまで、のん=すずと思わずにはいられない名演です。

 新作ではアイドル性も実力も折り紙付きの花澤香菜さんが新たに参加するので、アニメファンも必聴ですね。

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3.原作の素晴らしさを見事にアニメ映画に昇華させた作品ということ。

 この作品は戦争を描いた作品ですが、目線は庶民であって軍人ではありません。

 庶民が中心、というかほぼ庶民しか描かずに戦争を語ります。

 生活に戦争が侵食する様を見ることによって戦争の恐怖を感じるのです。

 「おおごとじゃあ思っとった、あの頃は。おおごとじゃ思えた頃が懐かしいわ」なんてセリフから市民がどう戦争に順応していったのかビシビシ伝わります。ここにギャグあり、食べる物が少ない中での工夫料理あり、苦しい中での楽しい生活が描かれます。

 これは原作の功績。

 これをアニメに見事に昇華したのは片渕須直監督の編集力。

 2時間の映画にするため、あるエピソードは大幅カット!片鱗から感じとる程度に見事にまとめます。

 初見では気付かないかもしれませんがテンポがものすごく早い。4コマ漫画のつるべうちのようなテンポ。こんな早いテンポなのに、すずさんのノンビリしたキャラクターが詰め込み感を感じさせず、気がつくととんでもない量の情報がインプットされてどんどん物語に引き込まれる、これは間違いなくアニメの功績です。

新作カット


 さて今回の新作カットの内容はというと、先ほど出た「あるエピソードは大幅カット!」の「あるエピソード」です。

 原作を読むとわかりますが、前作ではかなり重要なエピソードがまるまるカットされています。

 そう、リンさんのエピソードです。



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 天井裏から降りてきてスイカの皮にしゃぶりついた女の子、花街に迷い込んだすずさんに食べ物の絵をねだった女性、そう、あの人です。


 リンさんとすずさんのエピソード、リンさんと周作さんのエピソード(!)が今回の肝のようです。前作もチラリと見えたすずさんの大人の女の部分が今回は大幅に増えているはずです。楽しみですね!

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 前作「この世界の片隅に」は戦争映画の新たなクラシックとして、これから毎年夏には地上波でテレビ放映されると思います(今年はNHKが8月3日にやってくれました!NHKぶっこわしちゃダメ!)。

 新作「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」はどうでしょうか。上映時間が少し長いので地上波で放映されるのは限定的かもしれませんね。

 10回以上見た僕が断言しますが、前作を1回しか見てない人、もう一度見ましょう。冒頭のコトリンゴが歌う主題歌「悲しくてやりきれない」が初見の時と意味が違って聞こえるはずです。

 ハルミちゃんとすずさんとのエピソード、面白いのに涙が止まりません。

 2回目は全く違って見えるのは保証します。

 この作品は見返すのに耐えうる深い深い作りの作品です。砂糖の配給が停止した時、カブトムシは何をしているでしょう、玉音放送の後、街にどんな旗が掲げられるでしょう。などなど一瞬しか映らないのに重要な画がたくさんあります。

 前作を見た人はもちろん、見てない人でも今作は続編でなく新作カット入りのニューバージョンですので、この機会に細かく書き込まれた画を大きなスクリーンで、爆弾の音が体に響くほどの良い音響で、映画館でぜひ見ておきましょう!

この世界のさらにいくつもの片隅に公式サイト
https://ikutsumono-katasumini.jp/

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